新潟県五泉市

 五泉市は、新潟県のほぼ中央、県都新潟市の南東に位置する。平成18年1月に旧五泉市と旧村松町が合併し、新五泉市が誕生した。
 良質で豊富な水資源に恵まれ、古くから絹織物の産地として知られ、戦後めざましい発展をみたニット産業は全国的な産地となっている。
 また、肥沃な大地など自然の恵みの中で、全国的にも有数なぼたんやチューリップ、栗、銀杏(ぎんなん)、里芋など数多くの特産品を生み出している。

 五泉市村松公園は、明治39年に日露戦役記念で造成された公園。3,000本を越す桜がいっせいに咲き誇る景色は華麗で、新潟景勝100選第3位に選ばれたほか、さくら名所100選にも選ばれている。桜はソメイヨシノが9割だがほかにもヨウコウザクラやシダレザクラも楽しめる。また、奈良時代の桜で、すでに絶滅したと長らく考えられていた「穂咲八重彼岸桜(和名は「ホザキヒガンヤエザクラ」だが、当公園では古い資料を基に「穂咲八重彼岸桜(ホサキヤエヒガンザクラ)」と呼び習わしている)」も毎年可憐な花を咲かせてい
る。
 市内には、国指定天然記念物の小山田彼岸桜樹林もあり、野趣あふれる山桜を一目見ようと訪れる観光客も多い。

◇五泉市web サイト:http://www.city.gosen.lg.jp/